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清交会ウェブ俳壇

公開中(過去の作品)

第10回(6月〙

 

1. いつの間にアガパンサスが顔を出す (開空)1点

 

2. 3 雨雲に咲く開港の花火かな (清花)3点

 

3. キアゲハの輝くたまご如何にせん (開空)4点

 

4. 鮎掛や川ゆるやかに暮れ初むる (弓人)4点

 

5. 初生りのピーマンくねり笑居り (ひろちゃん)2点

 

6. 1 つばめの子くちを並べて餌を待つ (清花)3点

 

7. 代搔きのエンジン音の心地良し (ひろちゃん)3点

 

8. 2 お点前や菓子は水無月涼やかに (清花)0点

 

9. (鎌倉にて)谷渡追い追い辿る「やぐら」かな (ひろちゃん)1点

 

10. (鎌倉・極楽寺にて)重文の如来の坐像蟻の列 (弓人)4点

 

11. さつきばれ親子連れみてガザ想う (開空)2点

 

12. 新任の女性教師や田植唄 (弓人)3点

 

総評

六月の木々は、緑色濃く逞しい成長の姿を見せます。空気はしっとりとして梅雨に入り、全てが潤います。佳句が12句揃いました。(弓人)

それぞれに、時候に敏感な創作の姿勢が見事に結実していました。鑑賞甲斐がありました。(能見山人)

 

 


第8回(2025.4)

7. 描きつつ香に浸り居り沈丁花 (ひろちゃん)7点

 

1. 春日和(はるびより)柴又までの渡し船 (弓人)5点

 

10. (絵手紙教室にて)菜の花が画けたと老婆はしゃぎ居り (ひろちゃん)5点

 

11. 神代桜幹に宿るや時の声 (清花)4点

 

5. 雨の中静かに桜咲き誇る (開空)4点

 

12. 幼子に席譲る子は入学児 (開空)3点

 

3. 蠟梅や香りまでもとシャッターを (ひろちゃん)3点

 

2. 名呼ぶ師にはいっと応えて卒業す (開空)2点

 

8. 満開の中に独りや花の精                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       (清花)2点

 

4. 山吹や光の方へキラキラと (清花)1点

 

6. 用済めばまた用のでき春嵐 (弓人)1点

 

9. 野焼きの火飛んで里山ヘリの音 (弓人)1点

 

 

総評

4月の季節を詠み込んだ句が見られ嬉しい限りです。季節をしっかりと確かに見つめること、俳句の基本だと思います。(弓人)

 

全体の印象”春日和”いいですね。良いカメラと佳いカメラアイをお持ちですね。シャッターチャンスを決して見逃さず、みごとに獲物を獲得する腕前見事です。ヴィバルディの”四季”を聴いている印象です。(失礼!!)(能見山人)

 

清交会ウェブ歌壇

公開中(過去の作品)

第5回(6月)

 

1. 御年(おんとしも)も少しは若くと更衣(ころもがえ) (ひろちゃん497)3点

 

2.  3 飛ぶたびに子ツバメの口またふえる (清柳)0点

 

3. (ミスタープロ野球の訃報に接して悲しみが増す)3の日に 大きな太陽 沈み逝く (幸ちゃん)2点

 

【作者コメント】

間もなく十日、新聞紙上には未だ記事の載らぬ日はなし。やはり偉大な人なんだ!!

 

4. 赤シャツを着て脱いで着て更衣 (ひろちゃん497)0点

 

5.  1 米買えば町に列ふえ今令和 (清柳)0点

 

6. (いつになったら見つけ出せるか不安がますます募る)見つからず 古米古古米 古古古米 (幸ちゃん)2点

 

7. 浪費すも倹約するも増える悔い (U太老)1点

 

8. 梅雨寒や仕舞い忘れが用を為し (ひろちゃん497)3点

 

9. 古古古米(こここまい)ここで備蓄の米処分 (U太老)1点

 

10. 備蓄米 右往左往で 焦り増す (幸ちゃん)2点

 

11. 気が付けばお試しサプリ五年飲み (U太老)4点

 

12.  2 店奥の茶尽きふえるインバウンド (清柳)0点

 

総評

12句のうち4句が「令和の米騒動」と言われる備蓄米放出関連の川柳でした。(U太老)

どれも世情を見事にとらえています。風刺の中に機知のひらめきもあり楽しませてもらいました。(能見山人)

 


第2回(2025.4)

1. ゆつくりと杖に始まる第一歩草若返る道の先まで (素月)1点

 

2. 大震災憂い共に詩画作りたる友記念日待たず逝く (ひろちゃん497)3点

 

3. 夕茜(ゆうあかね)富士を背に咲く|孤(ひと)ひらの 桜よいのち空を染めゆく (清歌)2点

 

4. 売れ筋は麺とスープの素ラーメン主(あるじ)の笑顔値上がりの世に (素月)1点

 

5. ひび割れし幹の太さや若芽出る命を繋げる新しい花 (清歌)4点

 

6. 新社員桜咲きての初仕事ブルーシートに大の字となる (ひろちゃん497)2点

 

総評

前回と同じ三人の歌会ですが、4月らしい歌が揃いました。(素月)

 

 

清交会ウェブ柳壇

公開中(過去の作品)

第4回(6月)

 

1. 足跡を残して植田澄みし後 白雲浮かび田の神笑う (ひろちゃん497)3点

 

2. 十薬のそのことよりも疎まれてドクダミ咲けり白くけなげに (清歌)1点

 

3. 正しいと思える意見破綻して濡れ煎餅の奥歯に絡む (素月)3点

 

4. 公園に高齢者│主(ぬし)│ラジオ体操子らと犬など脇役にして (清歌)0点

 

5. (終戦直前の1945年夏、津久井から横浜への通学時、横浜線が艦載機の空襲に出合う)

 やっと来た汽車を飛び降り桑畑 伏したる吾に機銃の唸り (ひろちゃん497)2点

 

6. 天井(てんじょう)をゆるりと回る送風扇(そうふうせん)部屋の温気(うんき)を軟らげてをり (素月)0点

 

総評

6首、身辺の雑感や戦中の危機など時間を越えて巾広く詠まれた。(素月)

詠草者の歌風が決まってきました。どれも冷静な視座、心豊かな受けとめ方が淡麗に結実しています。(能見山人

 


第3(2025.4))

1. (物価高の中で)賑やかに萌(も)やし持ち寄り糵鍋(もやしなべ) (U太老)7点

【作者コメント】

”もやし”に「萌やし」「糵」の表記

 

4. 物干しに明日の予定も吊し置き (ひろちゃん497)5点

 

7. 財源に触れず振る舞う年予算 (U太老)4点

 

11. 花よりも酒にスマホにハローかな (清柳)2点

 

12. (清交会の総会準備に追われて)メール待ち 眠る間もなし 年度末 (幸ちゃん)2点

 

2. (検査診断 異常なし「90歳代ですからね」とのことです。)腸検査今回限りと医者の弁 (ひろちゃん497)2点

 

3. 青春の青い迷い路(じ)闇バイト (U太老)2点

 

8. (詠題があるとは気が付かず雑詠で済みません)気ばかりが逸りて桜花咲かず (ひろちゃん497)2点

 

 

9. (県央地区の観桜会に参加して)賑やかな 三川(さんせん)に集い 花の宴 (幸ちゃん)2点

 

10. 三川を 集めてつどう 宴かな (幸ちゃん)1点

 

5. 花見客外国人だけ盛り上がり (清柳)1点

 

6. 飲み会後ラーメン屋だけ第二部に (清柳)1点

 

総評

「賑やか」の題に12句揃いたる(U太老)

 

写真・絵画等ギャラリー

 今日の月  今日の月

🌒下弦三日月2025/07/22/ 04:17(旧6月28日)[月齢26.4]🌤️

(山田 弘仁様)

 絵手紙「風鈴・金魚」(和光 弘様)

7月の絵手紙「枇杷」(和光 弘様)と「今月の月:下弦半月」2025/07/18/01:52 (旧6月24日)「月齢22.3」(山田 弘仁様)


    『月』

29.5日で地球を公転する月が見せてくれる姿をYさんから毎回投稿していただいています。機材はデジカメと望遠鏡です。(上弦の月:2025/5/4/22:46旧暦4月7日「月齢6.7」)

 


『絵手紙』

季節の絵手紙を和光さんから毎回投稿していただいています。   こちらからお楽しみください